へっぽこ日記

つれづれ日記

生キダ・タロー先生を見た!

4/17はBellows Lovers Night inクラブ月世界(神戸) の日。これはアコーディオン奏者・グループの集まり。
今年は始まってから10回目ということで、なんと特別ゲストはキダ・タロー先生。友情出演に横山ホットブラザーズという豪華メンバー。これは行かないとね。

ライブは前から正面、2列目の席。出演者が目の前に見える特等席。

キダ・タロー先生は後半にcobaさんの紹介で出てきて、ひとしきりトーク。
なぜ出てきたかというと、このライブの発起人の1人とのこと。
好き勝手なことをどんどんしゃべって、キダ・タローワールド全開にみな笑い転げてしまいました。cobaさんは大先生の話術にタジタジのようでした。


以下は覚えている範囲での適当な抜粋(細かいところは記憶違いもあるかも)

(キダ・タロー先生がマイクスタンドのマイクを取ろうとするとなかなかとれず、いきなり「マイクすぐに取れるようにしとかんかい!」とお怒り。)

(c)「先生は今まで何曲くらい作曲されているのですか?」
(キ)「わからん。今まで作ったものは、CMソングとかはその場で使って終わりだから全部その場で捨ててた。だから記録を取ってない。」
(キ)「人はだいたい一生の間に2000曲くらい作ると言うらしいから、今まで2000曲とか言うてた。でもこれは誰も知らんからゆうたもん勝ちやと思って最近は1万曲て言うてる。」
(キ)「小林亜星という男は全部記録を取ってたから、CMの作曲数はあいつが1位で自分が2位と言うことになってる」
(c)「このCDは何曲入ってるんですか?」
(キ)「101曲や」
(キ)「「パッ!と さいでりあ〜♪」って曲あるやろ?」
(c)「あれいい曲ですねー」
(キ)「これはあいつ(=小林亜星)の曲や!」
(c)「すいません。。。」

(c)「ところでこのCDには何曲入ってるんですか?」
(キ)「101曲ってさっきゆうたやろ!人の話し聞いてへんのか!!」
(c)「(ひー。。)」


みたいに続く。

「昔、覚醒剤が法律で禁止されてなかった時代は、芸能界はみんなヒロポン打っとったんや。おれはおやじが警察やったからとんでもないとこやなって思たわ」
「日本海味噌の曲を作って、あるとき聞いたら、歌を歌っている人が変わっていた。だいぶ後でナイトスクープで「あの歌手は誰ですか?」という依頼が来て、俺のところに聞きに来たけど、「わからん」ゆうた。
昔の代理店を辞めた人とか探し当て、歌手の人がわかり、立原啓介と家に行った。不細工な人やったら帰ろうかと思ってたけど、幸いきれいな人だった。歌ってもらったら立原啓介は泣いてた。あいつの青春時代だったらしい。」
「昔、鶴瓶とけんかして殺しかけた件」

とか、きわどい話しもたくさん。
まともな話しは

(c)「今回のライブに若い人がたくさん出ていますが、若い人がチャンスをつかむ秘訣は?」
(キ)「そんなもんない。目の前に来た仕事を続けて行くしかないんや。」

(c)「このライブは2022年の20回目まで続けるんですけど、10年後も先生は出ていただけますか?」
(キ)「10年後はええけど、なんで止めんねん。100年でもずっと続けんかい!さっき出てた若い人は「こういうアコーディオンが集まる機会はなかなかないんですよ」ってゆうてたやんか。ずっと続けろ!」
と、かっこいいことをゆうてくれました。

なんでアコーディオンと関係あるのかと思ったら、
(キ)「中学から16, 7まではアコーディオンやってたけど、お金がなくてまともなのが買えなかったから、アコーディオン諦めてピアノにした。
今でも欲しいなと思う。今はいい時代やな。みんなきれいなアコーディオン持って、教えてくれる人もいて。」
(c)「ローランドのは弦がなくて軽いですよ。先生もいかがですか?」
(キ)「欲しいと言うのは頭で思うだけでいらん。置くとこないし。」
(c)「。。。」
ということらしい。


話しはいつまでも尽きず、
(キ)「ステージ上がったらこっちのもんや。今まで引きずり降ろされたことないからな。3時間くらいは問題ない。」
といつまでも話しそうな感じだったけど、cobaさんがなんとか終わらせてました。



横山ホットブラザーズも元気いっぱい。ずっと笑いっぱなし。

その他の出演者は、2年前にライブに来た時とは2組以外は全部違う人たちで、ジャンルの幅広さを感じた。

18時から始まって、終わったのが23時半。5時間半に及ぶ充実したライブだった。最後にアコーディオン奏者全員でキダ・タロー先生の曲をメドレーで演奏してたので、先生も遅くまで残ってくださっていた。

最後には出演者の方々が義援金の募金箱を持って、お店の外に並んでた。
cobaさんは一番前でみんなの握手に応じていました。

お店の外で待ち受けるcobaさん、他出演者の方々。