へっぽこ日記

つれづれ日記

大学時代の住まい巡り

学生の頃に住んでいた安アパートはどうなっているのだろう?とふと気になり、意外に近いので行ってみることにした。もう15〜20年ほど前なのですっかりなくなっているかも??とも思いつつ。

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1.豊中市、岡町

大学に入学してから2年ほど住んでいたところ。
当時は阪急の高架化工事をしている途中だったが、すっかりきれいな駅になっている。

商店街の中の「履物とタマゴの店」。靴屋の店先になぜかタマゴが並べられ、売られていた。まだ店をやっているのかどうか。。?

商店街から逆方向に歩き、住んでいたところに行ってみる。何とか建物は残っていた。人も住んでそう。しかし手前の大家さんの住まいは雨戸が全部閉まっておりどことなく荒れている。当時でも60代以上だったと思うので、すでに亡くなったのだろうか。。。?手前の雑草が生えているところは、コインランドリーが並んでいた。
ここは大学の斡旋で見つけたところで、当時は正面の建物の一室に住んでいた。風呂なし、トイレ共同、四畳半一間で家賃は1.2万か1.5万くらいだった気がする。仕送りが月8万だった。バイトはあまりする気がなかったし、風呂は広い銭湯がいいやと思っていた。しばらくうろうろしているとおっちゃんが1人出てきた。学生向けではなくなり、一般の安アパートになっているみたい。

アパートから歩いて1分ほどの銭湯。まだ残っていた。

意外にいろんなものが残っており、懐かしく、ちょっと安心した。

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2.吹田市、豊津
豊中の後、吹田の校舎に移ったので、引っ越しした。ここも大学の紹介で見つけた。さすがに四畳半は狭いので六畳一間にしたが、相変わらずトイレ共同、風呂なしだった。ここで家賃は1.5万か1.8万程度と思う。2棟ある建物のうち、奥の建物の2階に住んでいた。

建物は残っていたが使われておらず、建物への道が閉ざされていた。市道から建物への道は細く人しか通れない道。
なぜこんな細い道か?この建物のびっくりするところは、違法建築というところ。大学時代に住民票を移そうと市役所に手続きに行くと、担当の人から「ここは違法建築なんですよねー。だから住民票移せないんですよ。大家さんに言っておいてください。」と言われた。大家さんに電話してどうすればいいか聞いてみると、「住民票の住所は大家の家にしておいて」とのこと。
ここで阪神・淡路大震災に遭った。幸い本棚から本が落ちたくらいだが。
ここは大学卒業の2ヶ月前くらいに、部屋が雨漏りでびしょ濡れになった。大家に文句を言っても何もしてくれず、仕方ないから1ヶ月ほど大学の研究室の簡易ベッドを借りて寝ていた。

商店街を歩いて銭湯を探してみる。記憶にあるよりも駅から遠い気がしたが、建物をずっと見ているとここだったような気がする。ここも銭湯はまだ健在だった。

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最近はあまり学生アパートなんて聞かないし、みんなワンルームマンションに住んでるのだろうか?と思っていると、新聞に大学生協が調査した大学生の仕送りの推移が載っていた。
平均で見ると今の学生の仕送りは7万円という。自分が学生の頃よりも少ないということでびっくり。
下宿生の支出の内訳のグラフを見ると、1990年は住居費は約4万円だが、2000年以降は5.4万円でずっと一定。2000年くらいからみんなワンルームとかに住んでるんだろうね。そらアルバイトとかしないと生活できへんわなぁ。と思うわ。