眼瞼痙攣:鍼灸院へ行く
眼瞼痙攣の治療法で何かないか?というのをいろいろ調べた時に、鍼灸院で治療を受けたというのをちらほら見かけた。
そこで近所の鍼灸院でwebページに眼瞼痙攣の治療実績があるところを探して予約した。治療したことは書いてあるが、治ったかどうかまでは書かれていない。
予約した後、その日までに時間があるので、4枚にもわたる問診票が郵送されてきてそれに記入して持参した。
鍼灸院についてまずはアシスタントの先生の問診を受ける。家族構成とか、今までの人生とかバックグランドをいろいろ聞かれた。その後情報整理するということで30分ほど待合室でまった。その間に院長先生が出勤してきた。
施術が始まる。ここの鍼灸院は舌の状態を見ることに特徴があるのか、治療の前にまず舌の表裏と顔の写真を撮られる。その後ベッドに横になる。
院長先生がやってきていとも簡単に「痙攣つらいですねぇ。では治していきましょうね」と言われる。治せるのか!? 当たり前のように言っているが本当に??
手首周辺、足首周辺、お腹、頭頂部、背中を順番に触診される。それぞれのツボの虚とか実という状態を、軽く手を触れるくらいで次々に読み取って記録していく。
左右のバランスが崩れていると言われた。背中を見て「これはがんばってきた背中やね」と言われた。肩こりの溜まっていたのが痙攣に出ているのでは?との見立て。
左足内側のくるぶし下の照海(しょうかい)というツボに鍼を打って20分。触れたから刺したことがわかるが、痛みもなく刺された感じが全くない。鍼を打っている間、目の奥の方と左のひじのあたりにジーンとする感覚があったので、なにがしか効いているのだろう。20分経って、良くなっているのを確認してから、さらに安静の状態で20分ほど休む。これでこの日の治療は終わったみたい。
何をやったのかよくわからないので聞いてみると、
「頭をよくつかっているのだろう、頭にばっかり熱が行っていて足の法が冷えているから、それを逆転させる」と言っていた。「腎が虚」とか。よくわからないけど。
さっそく「腎虚」という言葉を検索していると、いろいろ出てきた。東洋医学では良く使うみたい。
「多くの慢性病や自己免疫性疾患はじめとした多くの難病の中で、「腎」の関わりを考慮して治療を進める場合が多くあります。」と書いてあるページもあった。
(http://kagetsu-clinic.or.jp/kanpou/k_16.html)
治療を受けている間、周りの他の患者さんの様子を窺っていると、意外にも小学生くらいの子が何人か来ているようだった。小さい時から鍼灸って何が悪いのだろう?
しばらくは頻繁に来た方が良いということで、1週間後に行くことにした。
保険は効かず、初診料が4,000円、治療代が4,000円ということだった。領収書もくれなかったが、次回からはもらおう。
外に出てみると、目がクリアに見える感じがした。晴れた空の下でもしっかり目を開けられているみたい。なるほど、多少の効果はあるようだ。
その後この日はやっぱり痙攣が出たりもしたので、いきなりすぐに治るということはないだろうが、続けたら良くなるかも?という希望は少し出てきた。